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日本風習

お歳暮の由来や豆知識①

お歳暮の由来
年の瀬に、祖先の霊に塩鮭、するめ、数の子、塩ぶり、魚介類の干物などを供えるため、嫁いだ娘や分家の者が本家に供物を届けたのが始まりです。
その後、年末に帰省できない子どもや遠方に住む親戚が、祖先の霊や年神様(新年の神様のこと)に供える供物を本家に贈るようになり、やがて、日頃お世話になっている親類や上司などにも贈られるようになりました。
「歳暮」はもともと年の暮れという意味の言葉ですが、次第に年末の贈り物の呼び名として使われるようになり、定着しました。

お歳暮のマナー
贈る時期
12月上旬から12月25日頃までに、先方に届くようにします。

地方によっては12月13日から贈り始めます。これは、お歳暮が正月のお供えものだった名残りで、正月事始め(12月8日または13日。地方によっては事納めという)から正月準備が始まり、すす払い(12月13日)で家や仏壇がきれいになってから届けると考えたことに由来します。また、年末に近づくほど正月準備も進むため、25日までが目安となります。

年を越しての贈り物は「御年賀」(松の内である1月7日まで。関西地方では15日まで)とし、それ以降は「寒中御見舞」「寒中御伺い」(大寒が終わる2月3日頃まで)として贈ります。